『不安感』こそがホラーシナリオを作れるのでは?

はじめに

『輾転と町は』で凄く心揺さぶられました。社長です。

さて、あまりにこれが良すぎたので、なんで好きなんだろうって色々考えていました。

その理由が、ちょっと分かった気がするので、こちらにまとめさせていただきます。

また、シナリオ作成について深くかかわるので、あまり興味がない場合はりたーんお願いします。

(ここに相応しい画像を探していたら、過去の自分から飯テロを受けた。ムカついたのでお前らも全員飯テロに巻き込んでやる。

なんで好きだったのか?

率直に伝えましょう。

作者のごくつぶし様が感じた不安感が、私の不安感と重なる部分が大きかったせいです。

では、なぜそう思うのか。

まずはごくつぶし様のFANBOX、CoC『輾転と町は』のアレコレ その①をご覧ください。
(※『輾転と町は』のネタバレを含みますので、未プレイの方は読まない方がいいかもしれません。)

まぁこの文章自体が一読の価値があると思ってるんで、是非既プレイの方には読んでいただきたいんですけど、ネタバレはなるべくしないように書いていきますね。

こちらのブログによると、このシナリオ上で表される不安感の原点、それはまさに日常生活を送っているときに、ふとしたきっかけで感じたものだ、というような内容があるかと思います。

これめちゃくちゃ共感できるんですよ。

自分も(比べるのも烏滸がましいですが)シナリオの種が出来るときって、大体日常生活の中で、ふとした拍子に感じる不安感、恐怖感がベースになっているからです。

なので、その原点というか、感じた不安感というものに対して、非常に共感が湧いたんですね。

不安感の有効活用

で、そういう不安感についてですが、これについては自分は滅茶苦茶感じることが多いんですね。

そもそも生きてるだけでも不安だし、多分病院行けば病名が付くんじゃないか程度には常に不安感を抱えています。

まぁでもそれは私だけではなく、生きていれば多かれ少なかれ誰しも不安感って感じると思うんですね。

で、その気持ち、感情、勿体ないと思いませんか?

過剰な不安感は『病気』『異常』とされて『治療』される。

或いはそれが個性なのかもしれないのに。

まぁ不安感がプラスに働くことなんてめったにない……できればない方がいい……ってのはあるんですけど、まぁその数少ない活用法だと思うんですよね。

人より不安を感じることが多いなら、その恐怖を表すことって、人より多く出来ると思いませんか?

生きてるだけで抱く恐怖って、誰かしらには刺さるんですよ。きっと誰か同じ不安感や恐怖を抱えている人がいる。

だからこそ、その不安感と恐怖で殴りつけましょう。

不安感が無数にあるなら、様々な形の不安感を。

不安感が1つ、狭く深いものがあるなら、切り口を変えた不安感を。

不安感を不安感で終わらせたくない。自分の意志感情に価値と意味を持たせたい。

或いは大したことのない自分への精一杯の慰めなのかも、なんですけどね。

で、書き方とかは?

実践的な話。

実際それでどうやって書くのーって話ですけど、こういう場合ってギミックはあとからでいいと思うんですよね。

どうやって怖さを分かってもらうか、ってところに注力すべきなので。

なのでまずはその怖さを端的に表しましょう。

例えば……そうですね、例えば私が最近感じた不安感は、『今抱いている子供を、万が一何かの拍子で投げ捨てたら死ぬんだよな(マンションの上階)』です。

「いやしっかり抱いてろよ」「部屋の中で鍵閉めてれば大丈夫でしょ」とかまあそうなんですけど、例えば私が認識障害とかにかかって子供を認識できなくなるとか、手が突然痙攣して投げ捨ててしまうとか、そういうことが起こる可能性もあるわけじゃん?

……いや、ないんだけどさ。そんな可能性。でも、それが凄まじく怖いんですよ。文字通りまさに杞憂ってやつですけど。

(落ちる。)

じゃあ、この不安感って『自分が意図しないところで自分が行動している』ところにあると思うんですよ。

もうこの時点で何となく実行犯浮かんできません?

CoCなら、まぁシャンでしょうね。

寄生し肉体と精神の主導権を奪い、何かの行動をしている。

夜しか操れない、アザトース崇拝あたりを考えれば、まぁ何となくアザトース顕現のための儀式してんのかなーくらいの動機付け。

異常な行動……といえば、まぁ最初に自分が感じた不安の種、「愛するものを手にかける」あたりが無難でしょうか?

これで動機と実際の行動ができました。

あとは探索者にどう絶望してもらうかです。

今回の感じだと探索者には直接的な害はなさそうなので、適当な友好的NPCに不幸な目に遭ってもらうとしましょう。

例えば探索者の恩師とか。70くらいのホントいいおじいちゃんみたいなキャラだと誰からも親しみを感じてもらえてよさそうですね。その人から別荘へ招待されて、そこでどんどん恩師の家族を殺めていきましょう。

勿論手を下すのは恩師です。夜はシャンに操られ、無意識で殺戮劇を繰り広げる、みたいな感じでしょうか。

最後は探索者に指摘され、自分がやったとしか言えない証拠を突き付けられ、絶望して死んでほしいですね。

はい。これでスタートとゴール、犯人、舞台、動機が完成しましたね。

この時点で5W1Hを埋められていれば上等です。
(今回だと「いつ:夜」「どこで:別荘」「だれが:恩師」「何を:家族を」「なぜ:シャンに操られ」「どのように:出来るだけ惨殺」)

あとはギミック考えて、証拠ばら撒いて、ハイおしまい。

最後のシーンは出来るだけ劇的にした方がいいので、恩師を絶望させ切って殺すなり、シャンだとちょっと(戦闘能力的に)弱いから別途ラスボスを用意するか、そういったところが必要だと思うので、キャラクターと舞台をしっかり練らないとですけどね。

こんな感じ。

こっから肉付けしていけばまぁ身内に回す程度のものなら出来るんじゃないでしょうか。

自分の不安感は自分のものなので、描写とかやっぱり熱くなりますし、手がかかる分めちゃくちゃ楽しいですよ、オリシ回すのって。

まとめ

不安感や恐怖心、それは活かせます。

なんていうか、折角マイナス方向でも他人より勝てる部分があるなら、そこでは勝っていきたいじゃん?

知らんけど。本当に才能や努力のある人間には勝てないかもだけどさ、昨日の自分よりはましな人間になっていたいじゃない。

そんな感じ。大したアレでもないのにツラツラ書きましたが、何かの役に立てば……頼む……!って気持ちで書きました。

マイナス感情だろうが負けねぇぞ……そこは俺のフィールドだからよ……!

ではまた。サヨナラ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。