Magic: The Gathering というカードゲームを御存知だろうか。
いや、御存知でなければもうこの記事を読む必要はアリの触覚ほどもなくなったので、早急に閉じてもっと人生のためになることをした方がいい。
僕はこのカードゲームを中学生のころに知り、それ以来、やったり離れたりして20年くらい生きている。
主に相手をしてくれたのはこりかんの連中で、今でもまたやりたいとは思っている。(最も、向こうが相手してくれるかは分からないが。)
今日はそんなこりかん連中の思い出のカードを騙っていこうと思う。
……なぜ突然こんな記事を書いたかというと、こんなマシュマロが届いたからだ。
ネタに困ってはいないのだが、ちょっと楽しそうなので考えてみたくなったのだ。
しかし、結論から言おう。「例えると何か」に関しての答えは出なかった。
というのも、こりかんの連中とは長く付き合っている分、「コイツといえばこのカード」という印象が強くなってしまっていたからだ。
思い浮かべると、代表的カードが先に出てきて、それ以上何も浮かばない。
ということで、このマシュマロに対する答えにはなっていないが、各人の思い出とともに代表するカードを話していきたいと思う。
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まずはもすい。さんだ。
彼は非常に分かりやすい。誰よりも黒を愛し、黒を使ってきた男だからだ。
次点で緑だろうか。ファイレクシア・昆虫・ネズミ・エルドラージ。
パッと浮かぶ印象は、そんなところだ。
そんな彼を思い浮かべる時、あるカードが浮かぶ。
それがコイツだ。
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Carnophage / カーノファージ (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
あなたのアップキープの開始時に、あなたがライフを1点支払わないかぎり、カーノファージをタップする。
2/2
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今となっては力不足かもしれない。しかし、かつてのスーサイドブラックを代表するカードであることも確かだ。
もすい。さんのイメージはいつだってこのカーノファージだった。
序盤にコイツで圧をかけて、サングロファージ→ファイレクシアの抹殺者→ファイレクシアの抹消者と繋がる一連の流れ。
正直に言えば、そこまで強くない。強くないが、美しかった。
黒の美学がそこにはあった。ここまで徹底するならアスフォデルの灰色商人入れろよ、とは無限回数思ったが、彼の前でそれを言うことはなかったし、おそらく彼もその存在は知っていたが、入れなかったのだろうと思う。
もすい。さんのデッキには美学があった。そういう美学を持ったデッキは、見ていてとても気持ちがいい。
僕は、言葉にしたことこそなかったが、もすいの黒単は好きだったのだ。
ちなみに、末裔の道からエルドラージ3柱を出すデッキはうめぇなと思いながら、○ねよって思ってたことは内緒だ。強すぎんだよ着地するとさぁ……。
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実は思い出のカードは2つある。
1枚目はこれだ。
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Unexpected Results / 予想外の結果 (2)(緑)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーを切り直し、その後、一番上のカードを公開する。それが土地でないカードである場合、あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。それが土地カードである場合、あなたはそれを戦場に出し、予想外の結果をオーナーの手札に戻してもよい。
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いや、そこまで使ったことはなかったのだが、最初持ち込まれたときは苦笑したものだった。
同時に、悔しく思った。
これ使うとめちゃくちゃ面白いのだ。面白いのに、赤がこれでデッキ組んだせいで、そこからどう組もうとしても二番煎じ感が否めなくなってしまうのだ。
ニコニコしながら「予想外の結果!」って言って叩きつけられたことを覚えている。
おそらく普通に出すことは困難であろう重量級カードが満載されたデッキに手を伸ばし、意気揚々とデッキトップを公開し――まぁ後悔されるほとんどのカードは土地だったが――予想外の結果を手札に戻していた。
終盤になると1ターンに2回も予想外の結果を唱えることもザラであった。僕はそこまでマナが伸びるなら普通にファッティ叩きつけろよ、と思っていたが。
彼が楽しそうにデッキをシャッフルする姿が、今でも瞼の裏に思い浮かぶ。また回して欲しいものだ。
そして、彼を思い出すもう一枚のカード。それがこれだ。
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Supreme Verdict / 至高の評決 (1)(白)(白)(青)
ソーサリー
この呪文は打ち消されない。
すべてのクリーチャーを破壊する。
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至高の評決――バーディクトだ。
別にメインで使ってたわけでもない。が、このカードだけは赤の顔とともに思い浮かぶ。
なぜか。
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Supreme Verdict / 至高の評決 (1)(白)(白)(青)
ソーサリー
この呪文は打ち消されない。
すべてのクリーチャーを破壊する。
。
あぁ、そうだ。
僕は、「うち消されない呪文に打ち消し呪文を撃って負けた」のだ。
しかも、この呪文は個人的にすごく好きなカードで、打ち消されないということも重々承知していたカードなのだ。
ああ。ああ。
今思い出しても腹が立つ。
出来ることなら、あの頃に戻って意気揚々と打ち消し叩きつけた僕の頭を叩きつけてやりたい気分だ。
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カイサーとやったことはほとんどない。
やっている時期などが被らなかったからだ。
しかし、カイサーとやっていた人(もすいとか)から話を聞いていて、カイサーの印象は固められているのだ。
――即ち、メガパーミッションである。
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Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
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ドローゴー。
延々と構え続けて、相手が死ぬまで何もさせない。
その戦略はカイサーの性格にも合っている気がして、どうにも彼の印象は対抗呪文で固まっている。
カイサーほど慎重に物事を進める人を俺は知らない。どうでもいいことだとどうでもいい対応をするのだが、特に自分に利益損益が絡むと、凄まじく慎重になる。
カイサーは、例え相手の手札が0でも、デッキトップを警戒して島は2つ立たせた状態でエンドする。
メガパーミはそんなに好きなデッキではないが、カイサーが使うメガパーミはそんなに嫌な気はしないのだ。
あまりに、似合いすぎていて。
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こんなん一択や
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Breeding Pool / 繁殖池
土地 — 森(Forest) 島(Island)
((T):(緑)か(青)を加える。)
繁殖池が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。
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分かってるだろ?
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((T):(緑)か(青)を加える。)
繁殖池が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、これはタップ状態で戦場に出る。
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森島じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
森島繁殖じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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思い出を語るようになったら人生オワオワのオワで~~~~~~~~っすwwwwwwwwwwww
って内なる自分が煽ってくるので、いつかまたギャザやりたいと思います。
また「クソゲーwwwwwwww」ってゲラゲラしながらカードゲームに興じられる日が来ると信じて。
おやすみなさい。良い夢を。